Mamoru Kikuchi: Culture, Art, and Hanamaki The family of the photographer Shunkichi Kikuchi and the artist Teishi Terashima

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【東京】館蔵品展 絵画・時代の窓 1920s-1950s(会期終了)

【東京】館蔵品展 絵画・時代の窓 1920s-1950s(会期終了)

会期:2016年4月9日~6月19日/会場:板橋区立美術館

大正から昭和、戦前・戦中・戦後の日本の社会と向き合った画家とその作品

 ❝大正時代末期からアジア・太平洋戦争を挟み1950年代までの日本の絵画の中には、時代を直接的・間接的に反映したものがいくつか見られます。大正時代には未来派などヨーロッパの新しい芸術の流れに影響を受けた作品が描かれた後、プロレタリア運動と結びついたメッセージ性の高い作品が発表されました。1931年の満洲事変に始まった戦争の時代には、ヨーロッパのシュルレアリスムに影響を受けた絵画も誕生し、それらの中には画家たちが受け止めた時代の不穏な空気が感じられます。1940年代、太平洋戦争開戦の頃には「戦争画」と同様に炭坑などで労働に勤しむ「銃後」の人々の姿を描いた作品も発表されています。そして戦後、自由な展覧会活動が再開されると戦中に失われていた身体を取り戻すかのように、人体をモチーフにした作品が生まれます。また、当時の社会の関心事であった労働争議や安保闘争、基地問題など同時代の事件に基づいた作品も描かれるようになりました。
 画家たちの眼は、この激動の時代をどのように捉えたのでしょうか。本展は時代を見る窓ともいえる絵画を資料と共に展示いたします。
 本展では昨年度にご寄贈いただいた、岩崎鐸、片谷曖子、末永胤生、竹中三郎、寺田政明、日笠薫、藤沢典明、古沢岩美の作品も併せてご紹介いたします。❞(企画展フライヤーより引用)

右上 寺島貞志《コムソモルカ》1930(昭和5)年板橋区立美術館蔵

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平成28年(2016)4月24日(日曜日)岩手日日新聞掲載

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寺島貞志が25歳の時に描いた女子青年共産同盟員を意味する《コムソモルカ》は、1930年11月 第3回プロレタリア美術展に出品。モスクワを題材にしたこの作品は、若々しく健康的な笑顔の女子青年運動員を生きいきと描きあげ、昭和初期のプロレタリア美術運動のなかでも記念碑的な作といえる。

寺島貞志《コムソモルカ》油彩・キャンバス 162.0×96.5cm 1930(昭和5)年 板橋区立美術館蔵 / 作品は、本サイト第三章 寺島貞志のページをご覧ください。

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