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【兵庫】昭和モダン 絵画と文学1926-1936(会期終了)
会期:2013年11月2日~12月29日/会場:兵庫県立美術館 企画展示室
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プロレタリア・モダニズム・文芸復興
激動の時代の絵画と文学を紹介
❝昭和期の最初の10年間は、文化的に多産で豊かな時期でした。
活力あるプロレタリア芸術運動が盛り上がり、スマートで洗練されたモダニズムの運動がそれに対立するかのように活発化します。さらに文芸復興とも呼ばれる流れのなかで「日本的なもの」が浮上し、今も知られる巨匠たちが近代日本を代表する芸術を確立しました。
この展覧会では、日本が次第に戦争へと向かうこの時期の絵画と文学に焦点を絞り、なかでも特徴的な表現を示した洋画と小説に注目します。
どちらにも共通する3つの大きな潮流を代表的な作品によって紹介し、時代の精神や雰囲気を立体的にご覧いただきます。
戦前期の文化の活力と豊かさ、その魅力をぜひお楽しみ下さい。❞(企画展紹介ページより引用)
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その1.プロレタリアの芸術
❝大正末からマルクス主義は知識人や芸術家に強い影響を与え、プロレタリア芸術運動は1930年前後に大きな盛り上がりを見せました。小林多喜二や徳永直らが力強い作品を発表し、プロレタリア美術大展覧会が毎年開催されました。
![]() | 岡本唐貴、矢部友衛、柳瀬正夢、大月源二、寺島貞志、前田寛治ら |
![]() | 小林多喜二、徳永直、葉山嘉樹、黒島伝治、中野重治、平林たい子ら |
その2.新感覚・モダニズム
ヨーロッパの前衛芸術が日本にも知られ、文学では横光利一や川端康成ら新感覚派が登場します。
モダンガールやビルディングなど現代文明や風俗を描く作品が現れ、絵画においても東郷青児や古賀春江らモダニズム系画家が活躍します。
![]() | 東郷青児、古賀春江、三岸好太郎、福沢一郎、川口軌外、中原實ら |
![]() | 横光利一、川端康成、堀辰雄、龍胆寺雄、西脇順三郎、北園克衛ら |
その3.文芸復興と日本的なもの
1930年代「文芸復興」が文壇において唱えられ、谷崎潤一郎『春琴抄』、島崎藤村『夜明け前』など名作が完成します。同時に日本的なものへの関心から、日本的油絵が試みられるなか、安井曾太郎と梅原龍三郎は自らの作風を確立します。❞
![]() | 梅原龍三郎、安井曾太郎、藤島武二、須田國太郎ら |
![]() | 志賀直哉、島崎藤村、永井荷風、徳田秋声ら |
(企画展ページより引用)
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寺島貞志《コムソモルカ》出品
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寺島貞志が25歳の時描いた女子青年共産同盟員を意味する《コムソモルカ》は、1930年11月 第3回プロレタリア美術展に出品。モスクワを題材にしたこの作品は、若々しく健康的な笑顔の女子青年運動員を生きいきと描きあげ、昭和初期のプロレタリア美術運動のなかでも記念碑的な作といえる。
寺島貞志《コムソモルカ》油彩・キャンバス 162.0×96.5cm 1930(昭和5)年 板橋区立美術館蔵、作品は本サイト第三章/寺島貞志のページをご覧ください。
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